赤馬社長がとばっちり食う話(ユト隼?)「ころして、やる」 掠れた声でそう呟いた彼は、金の瞳をギラつかせて私を見ていた。 「お前を、俺が必ず。殺してやる」 酷い声だ。地を這う様な、とはまさにこの事かと思う。見開かれた目から伝わる殺意の強さに、思わずフンと鼻で笑ってしまう。 「お前の妹を、助けられなくなるぞ」...